石鹸のすゝめ

肌にも環境にも優しい商品をレビューしています。(石鹸以外も使っています)アトピー・敏感肌の主人や4人の子供達の肌を見守る、ズボラママ湯子のブログです。※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

【ヘパリン類似物質】市販の保湿剤で乾燥肌は直せるのか?

こんにちは、石鹸大好き湯子です。今回は、保湿剤についてです。


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我が家には超敏感肌でありアトピーの主人を筆頭に、3人の子ども達(5歳・3歳・0歳)も敏感肌で、お風呂上がりの保湿は欠かせません。病院でいつも保湿剤とステロイド剤を処方さらているのですが、このご時世病院に行くのにも億劫ですよね。もちろん病院で処方されるお薬が一番なのは分かりますが、なんとか市販薬で治したいと思った方もいるのではないでしょうか。

今回は、市販薬の保湿剤「ヘパリン類似物質」のクリームを使用し、乾燥肌を治せるのか、そもそも保湿剤は必要なのかなどをお話していきたいと思います。

 

そもそも保湿剤って必要?

我が家で唯一、普通肌の私は保湿剤をつけなくても肌が痒くなるわけでも、乾燥して粉をふいたりしたことはありません。逆に保湿剤はベタベタして大嫌いです。今でも顔くらいにしか化粧水をつけません。みんなそうだと思っていたら、主人は違いました。おなさい頃からアトピーだった主人の肌は常に赤く、時には手のひらの皮膚が脱皮するかのように剥けていったりと、痛々しい皮膚を見てきました。

保湿剤が必要な人は、人によって様々ですが、特に敏感肌の方やアトピーの方には欠かせません。子ども達は関節の所(曲げたりする部分)が赤くなります。良くなったり悪くなったりの繰り返しで、ゴールがみえません。しかし、健康な肌は幼い頃からの積み重ねで治ると私は信じています。これからも根気よく治していきます!

 

肌が乾燥するのは秋冬だけ?


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お肌のトラブルは乾燥する秋冬だけだと思っていませんか?確かに暑い夏が終わると、乾燥が気になる季節になりますよね。乾燥すると肌のバリア機能が低下し、そこからばい菌が入り込み、かゆみや炎症を起こす引き金となります。逆に夏は夏で汗をかき、あせもや飛び火などの皮膚トラブルに気をつけなければなりません。そう考えると、お肌は休む暇がないですね。汗をかいていると、肌が潤っていると勘違いしている方もいるかと思いますが、実は汗と共に皮膚の水分も流れ落ち、カラカラに乾いています。

 

保湿剤の大切な役目

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お肌には常在菌という無害の菌がいます。その菌によって外部からの刺激(ホコリやウィルス)を守ってくれるのですが、お風呂で体を洗うと、汚れと共に常在菌まで洗い流されてしまい、お肌がすっぽんぽん状態になります。(常在菌は時間が経つにつれて復活します)

そのまま放置するとお肌の水分が蒸発して乾燥していまいます。肌が乾燥し、バリア機能が低下した肌から菌や汚れなどが入り込み、痒みや湿疹の原因にもなりかねません。なのでお風呂上がりは保湿剤でお肌を保護してあげる必要があります。

 

 

保湿剤の種類

保湿剤の種類は主に2種類があります。

 

【肌の内部に浸透し保湿するもの】と、【肌の外部(表面)で保湿するもの】

 

この2種類の保湿剤を使用してお肌を保湿・保護することが大切なのです。

化粧水と乳液のようなものですね。化粧水で水分をお肌に含ませ、乳液で保湿する。一般の人のスキンケアはこれで良いのですが、敏感肌となるとそうはいきません。市販のものには添加物などが多く含まれていて、敏感肌の方にはちょっと…。ベビーローションでも良いのですが、すぐ乾燥し、物足りなさを感じてしまうことがあると思います。

 

ヘパリン類似物質とは?

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ヘパリン類似物質という成分は、血液の流れを良くし、炎症をおさえ痛みを和らげたり、皮膚の水分保持作用により乾燥の症状を改善します。(ステロイド剤ではありません)

【肌の内部に浸透し保湿するもの】の部類になります。


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【肌の外部(表面)で保湿するもの】とは、主にワセリンやプロペト。皮膚に膜をはることで肌の水分を保持し、乾燥から守ります。

 

ヘパリン類似物質の商品はローションとクリームがあります。ローションタイプは伸びが良くサラッとしていますが、クリームにはワセリンが配合されているものもあり、伸びは悪いですがしっとりが長続きします。ローションを塗った後にクリームを使うとよりしっとりします。(混ぜて使う方もいます。)

 

敏感肌の主人に市販の保湿剤でスキンケアしてもらった結果…

今まで主人は、お風呂上がりにワセリンやプロペトだけを塗っていました。しかし、ベタベタするだけで痒みは残り、効果はイマイチ。市販の敏感肌用のローションやクリームを試しても痒くなり、一度使ってダメならもう手をつけない主人(敏感肌用のローションって高いですよね…泣)

市販のヒルドイド剤を購入し、約3ヶ月程使用してもらいました。(仕事が忙しくて病院に行けず、皮膚科のお薬が底をついたので、市販薬を使用していました)

使用した感想は、「長時間塗らずにいると皮膚が乾燥して痒くなるが、市販のローションやクリームに比べると痒くなりにくい。」との事でした。主人の肌を見てみると、粉をふくような乾燥した部分も、赤みも減りつつありますが、本人は痒いけど我慢していると言う事でした。一番はやはり病院のお薬ですね。(そりゃそうだ笑)

子ども達にもクリームをお風呂上がりにたっぷり塗ってみましたが、朝にはしっとり感が無くなっているような気がします。やはり病院の(以下略

 

ちなみに、私も使用してみましたが、自分にとっては十分な保湿力だと感じました。翌朝もしっとりが続いています。

個人的な考えではありますが、軽度の乾燥肌の方には十分効果を発揮してくれるクリームですが、皮膚科に行くほどの乾燥肌や敏感肌の方には物足りなさを感じるのでは?と思います。

また、乾燥して赤くなってしまった所に塗ったとしても、ステロイド剤を含んでいないので、改善されにくいと思います。

なので、市販のヘパリン類似物質を含む保湿剤を使用する時は、痒みや赤みなどがない正常な肌の場合に、継続的に使用すると乾燥を防いで効果が高くなるのではないでしょうか。

 

まとめ

湿疹の主な原因は乾燥です。乾燥して肌のバリア機能が低下した部分からばい菌などが入り込み湿疹が起きます。湿疹を防ぐには、保湿剤を使用する事が大切です。

保湿剤には皮膚の中に浸透し保湿してくれるものと、皮膚の外で肌の表面を保護してくれる2種類があります。この2種類の保湿剤を使用し、健やかなお肌にすることが健やかな肌への一歩です。

 市販の保湿剤は、軽度の乾燥肌の方には効果がありますが、湿疹やアトピーにより病院に通われている方には効き目が弱い気がします。ステロイド剤を含んでいないので、正常な肌に継続的に塗ることにより、乾燥しにくいお肌になると思います。

 

【第2類医薬品】ヒルマイルドローション 60g

ちなみに、今回紹介したヒルマイルドクリーム(&ローション)は、新生児から使えるので、どなた様でも安心して使用できます。(赤ちゃんから使用できますと記載されていても、新生児から使えるとは限らない保湿剤も中にはありますので、注意して下さい。)

 

【余談】

ステロイド剤との付き合い

湿疹にはかかせないのがステロイド剤です。ステロイド剤と聞くとあまり良いイメージがないと思います。副作用がある、薬が強い、肌が薬に慣れて効かなくなるなど、主人から良く聞いていました。そのような事を聞いていたので、小児科の先生からステロイド剤を処方された時は、「我が子にあまり使いたくない」と言った事があります。そしたら先生は「子供の肌はデリケートで、よく湿疹を繰り返します。その度にキチンと治し、何より保湿する事が大事なんです。ステロイド剤はダラダラとつけない事、治ったら止めて、とにかくたっぷり保湿してあげて下さい。」と言われました。

また、主人がアトピーだと子供にも遺伝してしまうのではないかと思った事は何度もあります。小児科の先生にも「うちの子もアトピーですか?」と聞いたことがあります。先生は「今の段階ではなにも言えない。子供は湿疹を繰り返すから。でも、それをそのまま放置したら悪化するよね。まずは保湿してお肌を守ってあげる事が大事だから。お父さんがアトピーだからって、そんなに気にすることないよ。」と言われました。

ステロイド剤を使わないで済むならそれにこしたことはありません。しかし、塗らずに放置して湿疹が余計酷くなるよりは、早めに治してあげないと健康なお肌への道のりは遠くなってしまいます。毎日のスキンケアが大切なんです。確かに子供達は未だに湿疹を繰り返しますがキチンと薬を使えば直ぐに治ります。

いつまで続くのか分かりませんが、しっかり保湿し、肌荒れ知らずの肌になってほしいです。

 

※自己判断でのステロイド剤の使用は止めて下さい。その湿疹が乾燥からの湿疹なのか、また違う湿疹(飛び火や真菌)なのか分からないので、小児科や皮膚科でキチンと見てもらったほうが良いです。その症状に合った薬を使わないと、治りません。

 

最後まで見て頂き、ありがとうございました。

 

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